【別府大分マラソン】レポ4〜寒さと敗北感、救われたこころ〜
サトです。


30キロを超えた
ここから勝負の12キロ

5分カットは絶望的だけれども、
10分カットのPBは十分狙えるポジションだ

よし、ここからは430を意識し
粘れるだけ粘っていこう



なんとなく追い風基調なのはわかるが
そんな中でも足の運びはぎこちない

ズームフライがズシリと重く感じる
まるで地に足が引っぱられている感覚

これではだめだ
何とかしないといけない…

身体を前傾させたり
フォアフットを意識したり、
脚を回転させるように
無理やり足を動かそうとするも、
意とは裏腹に身体がいうことを聞かない

今できるあらゆることを工夫し
トライしてみたけど、
ジリジリとペースが落ちていくのを体感し、
どうしようもない絶望的な気持ちになった

恐る恐るガーミンを覗き見ると
ペースは440の半ばまで落ちていた
一方、心拍は160の前半まで下がっていた

そっか、、心肺ではないんだ
完全に足が終ってしまったんだ、と
認めざるを得なかった

このままでは10分カットも難しい…

冷静に冷静に対処しようと思っても
気持ちが焦ってるのが自身でもわかった



スライド区間に入り
折り返したランナーたちの様子を眺める

サブスリーランナーたちにも拘わらず
みなモタモタした走りっぷりに見えた

すぐに強烈な向かい風が吹きつけ
前に進まないんだと理解できた

対して自分は今、
追い風の恩恵を最大限に受けている

にも関わらず、ペースダウンしてる

こんな状態でこれから先、
どうなるのだろう…
恐怖すら感じ始めていた

陸橋の2度のアップダウンを経ると
更に足は動かなくなり、
どうしようもなくなった



折り返し地点をUターンし、
直後の35キロを超えた

35キロ 2:12:36(公式)
(30-35キロ 22:37)

31キロ 435
32キロ 439
33キロ 443
34キロ 444
35キロ 446




想像以上の強烈な向かい風が襲う
同時に震えるほどの寒さを覚えた

全く前に進む感覚がない
気を抜くと身体が持ってかれそうになる

頑張っても頑張っても
ジョグのようなスピードにしか感じない

沿道には低体温症と思われる
ぐったりしたランナーを見るようになった

オレもここで止まってしまったら
まちがいなく低体温症になる…

とにかく全身を動かし前に進もう



気をそらすためスライドに目をやった

すぐにあやたさんを見かけ大声を張り上げた

こちらに気づき軽く手を挙げたが
昨年よりも辛そうにも見えた

少し間があき、おぐらさん
続けてたまさんを見かけた

みんな厳しい戦いを強いられている
ここで気持ちを切らしたらダメだ

凍てつくような寒さを感じながら
いうことのきかない脚を目一杯動かし続けた



スライド区間が終わり左折する
ようやく強烈な向かい風から解放された

と、その時
後方から声がかかった

kinさんだった

k「10分カットまだいける!
 しっかり狙いにいって!」

サ「脚が売り切れた〜kinさん連れてって〜」

抜かれ際に一瞬からだが反応し、
ついていけるかもと思ったが、
数十メートルも走らぬうちに
足が硬直しペースダウン

見る見る背中が遠ざかっていった…



右折し再び強い向かい風区間に入った

ここでガーミンを確認すると
5分10秒台を示していた



あ、だめだ…

10分に届かない…

目指してきた全ての目標を
失った瞬間だった

ふっと、気持ちが切れ、
敗北感に完全に包まれた



もう、走るの、やめたい…



ネガティブな思考が
頭の中を駆け巡る



サブスリー狙いにいきながら、

5分カットもこぼれ、

10分カットも、できなかった

もうどうなってもいい…



ふとアップデート追いかけてくれてる
仲間のことが頭に浮かんだ



はぁ、、、オレ、何してんだよ…

ここで勝負するために
この1年、頑張ってきたんじゃないのか?

ここまで思い通りに
練習を積み重ねてこれたし、
仕上がり万全だと、思っていたのに…



なんで?

何があかんかったん??


・・・


・・・


なんども、なんども
自身に問いかける



そういや、サブスリー狙うなんて
ブログに書いちゃったなぁ…

3時間5分プラスマイナス5分とか
書いちゃったよなぁ…

そんなん全然届かんやん
ほんま、めちゃくちゃやん

何であんなこと
書いちゃったんだろう…

はぁ〜これは恥ずかしいわ

もういやだ



ネガティブなことしか
頭に浮かばない…



さむい



やめたい



歩きたい



逃げ出したい



・・・



・・・







前方に、ほしこさん、かおりんさんの顔が見えた

そして、オレの名前を呼んでくれた



この寒い中
すごく応援してくれてる…



そんな姿を見つめていると、
気持ちが軽くなった

そして、、、

ふっと込み上げてくるものがあった



そんなそぶりを見せないように
半分作り笑いのような
ぎこちない笑顔を振りまき通り過ぎた



ありがとう



心の底から溢れてきた言葉だった



気持ちが落ち着き、
絶望感から少し解放された



ここで脚を止めたら本当に終わりだ

そうだよ

オレは今、
一歩ずつ前に進むしか、
ないんだよ



ペースは530前後を示していた

もうペースはどうでもいい

しっかり前を向いて走ろう

ここは別大なんだ
最後まであきらめてはいけないところなんだよ




ふたたび左折する
もうすぐ応援隊の40キロ手前だ

目を凝らすと
遠目にぐわぁTが見えた

身体はくたくたで
足はおぼつかないけど
今のあり姿をみんなに見てもらおう

ユキさん、山ちゃん、きんきん
ハマーさん、ねむねむさん、そしてえむ

感謝の気持ちを込めて
精一杯の笑顔をつくった




ありがとう



みんな
ありがとう




この寒い中、
応援してくれてる姿を見て
沈んでる心に魂が宿ってきた



あともう少し

最後は力を出し切って終ろう

そう心に誓い
40キロのマットを踏み込んだ

40キロ 3:02:18(公式)
(35-40キロ 26:09)

36キロ 455
37キロ 457
38キロ 507
39キロ 526
40キロ 529


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